診療技術部

診療技術部は薬剤科、放射線科、リハビリ科、臨床検査科、臨床工学科、食養科、栄養サポート室の7部署で構成されており、各部署で適切な情報提供、専門性・迅速性の向上、安全性の確保、コンプライアンス(法令遵守)を徹底しています。今後も適時最新の医療資材や機器を導入し、診療・看護部と連携し患者様に負担の少ない検査や治療ができる体制を整えて参ります。

薬剤科

安心して安全なお薬を服用していただくため、入院患者さんにわかりやすく正確な情報を提供できるように努めています。
医師・看護師などの他職種のスタッフと連携し、ICT(感染制御チーム)・NST(栄養サポートチーム)などにも関与しながら、医療チームの一員として薬剤の情報提供などを行っています。
また、抗がん剤調製・院内製剤の作成・TDMも依頼に応じて行っています。

放射線科

放射線機器やその他の医療機器を用いて、体の内部を画像化し病気の早期発見する画像診断を行なっています。診断機器の進歩は非常に早く、地域の方々に最新の検査を受けて頂ける様、積極的に学会等にも参加し、認定技師等の資格取得も行っています。安心安全な検査を行えるようスタッフ一同、常に心がけています。

X線CT検査に関して

循環器の診療では、320列マルチスライスCT(CANNON Aquiline ONE)を使用して、心臓の血管(冠動脈)の撮影を行っており、狭心症やその他の心疾患、冠動脈ステント留置後の経過観察等で冠動脈CTを行う事で、入院等を必要とせず、検査を受けられる患者様の負担も少なくなっています。

マンモグラフィ検査に関して

日本人女性の12人に1人が乳がんにかかるといわれていますが、乳がんは早期に発見すれば約90%の人が治癒すると言われています。乳腺撮影(マンモグラフィ)では、手で触れない初期の乳がんのサインである石灰化や腫瘤を写し出すことが出来る検査です。当院では、専門の女性スタッフが対応しており、安心して検査を受けられる体制を整えています。

MRI検査に関して

装置のバージョンアップに伴い、静音撮像が可能となり、撮像法によっては70~80%程度の騒音を抑制出来る様になりました。その他にも、造影剤を使用せずに血管を撮像することが可能となるQISS法や認知症の診断支援を行う早期アルツハイマー病診断支援(VSRAD)等の撮像も行っています。

被ばくの低減に関して

放射線を扱う検査には少なからず放射線による被ばくを伴います。X線CT検査では、放射線の量を必要最低限にするために、関連学会から示される診断参考レベル(DRL)に基づいて検査を行っています。
小児のCT撮影に関しては、放射線の出力を最低限に抑えた小児専用パラメータにより検査を行っています。
※診断参考レベルとは:日本国内で行われる放射線診療の標準的なX線量を示すもので、X線の使用量を最適化するために利用される数値です。

画像の所見(診断レポートに関して)

当院で撮像された画像は、読影の専門医によるレポートが作成され、各診療科の医師に報告されています。至急の読影が必要な際は、遠隔画像診断を利用し、迅速に読影を行う体制を整えています。

地域連携について

近隣の病院、診療所、開業医の先生方に検査のみでもご紹介頂けるように、当院ではオープン検査(紹介検査)を行っております。各医療機関からのご要望があればICTシステムを設置し、CT、MRIの検査に関しては、紹介元の医療機関からも予約を入れることが可能になります。詳細は地域連携相談部までお問い合わせ下さい。
ICT(Information and Communication)とは、インターネットを利用した検査予約システムで、各医療機関に専用の端末を設置させて頂き、直接当院での検査予約を行って頂くシステムです。

検査機器

X線CT装置 CANNON Aquilion ONE
MRI装置 SIEMENS MGNETOM Avant Fit 1.5T
乳房撮影装置 FUJIFILM AMULET Innovality
X線透視装置 SHIMADZU SONIAL VISION G4
血管造影 SIEMENS Artis zee BC Pure
画像サーバー FUJI SYNAPSE
CT装置 Aquilion ONE (320列)
CT装置 Alexion (16列)
血管造影装置 Artis zee BC Pure
骨密度測定装置
MRI装置 MAGNETOM Avanto fit (1.5T)
マンモグラフィーAMULET Inovality
透視装置 SONIALVISON G4-2

検査機器のご利用に関して

地域連携相談部を検査窓口に、MRI検査、CT検査等を行っています。
※ICTでの検査予約をご希望の場合は、別途予約システムの設置が必要になりますので、ご相談下さい。

予約方法

検査のご紹介を頂いた際は、診療情報提供書に記入の上、へつぎ病院地域連携相談部までFAXをお願い致します。

お電話での申し込み 受付先 地域連携相談部(月~金)
受付時間 月~土曜日 8時30~17:30
(検査は予約のみ19:00まで対応)
電話 / FAX TEL097-597-5812 / FAX097-597-3667
ICTでの申し込み (要相談)
注意 ※MRI検査をご予約頂いた際は、問診票を作成し禁忌事項が無いかのご確認をお願い致します。
問診票は検査当日、患者様に必ずお持ち頂くようお願い致します。
※冠動脈CT、造影CT、造影MRI検査をご希望の際は、曜日の指定がございますので、地域連携相談部までお問い合わせ下さい
診療情報提供書 PDFダウンロード
MRI問診票 PDFダウンロード

リハビリテーション科

基本方針

  1. 心身機能や生活機能に止まらず、患者さんの「思い」にしっかりと向き合い、その人を広く捉えます。
  2. 患者さんが住み慣れた地域で、その人らしい生活が送れるよう継続した関わりを持ちます。
  3. PT・OT・STが垣根を作らず、それぞれの専門技術や知識を最大限に発揮し、効率的なリハビリテーションを実践します。

実践目標(宣誓!)

  • 常に情熱と共感の心を持ち、最後まで責任を持って業務を遂行します。
  • 常に向上心を持ち、自らの知識・技術の向上に努めます。
  • 常に仲間を思いやる気持ちを忘れず、チーム内専門スタッフの立場を理解・尊重します。
  • 常にリハプロセスを重視し、患者さんと仲間が障害を受け入れ易い環境作りに努めます。
  • 常に患者さんと家族の生活を優先し、入院から退院後の生活までを保障するためにリハビリテーションを提供し続けます。

リハビリの進め方

基本目標はあくまでも「自宅で過ごせるようになること」と考えています。特に高齢な患者さんの場合、病棟の環境で行えていても実際に自宅の環境ではできないことが多いのです。

自宅での生活を行う為に、それに必要な機能や能力を引き出し、身に付くように一緒に取り組みます。またその方の生活機能を保つために適当といえる援助の方法や環境(寝具・トイレ・風呂など)を提案しています。退院時には自宅まで伺い、実際に動いてみたり、生活の仕方について一緒に考えたりしています。

必要な場合には福祉用具や住宅改修に関する相談も承ります。退院後も外来リハや通所リハ、訪問リハなどによって関わりを継続させて頂きます。

概要

施設基準
  • 脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
  • 運動器リハビリテーションⅠ
  • 呼吸器リハビリテーションⅠ
  • 心大血管疾患リハビリテーションⅠ
  • 廃用症候群リハビリテーション料Ⅰ
  • がんリハビリテーション
    ※小児のリハビリテーションも対応
スタッフ リハビリ担当医師(脳神経外科医、整形外科医、循環器内科医)
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、リハビリ助手(約80名)
治療時間 365日診療 (土日祝祭日も休まず診療)
【基本診療時間】9:00~12:00、14:00~17:00
法人内リハビリテーション関連事業
  • へつぎ病院(短時間通所リハビリテーション)
  • 訪問リハビリテーション
  • 介護老人保健施設 陽光苑(入所リハビリテーション、通所リハビリテーション)
  • 介護老人保健施設 おおの郷(入所リハビリテーション)
  • おおの診療所(外来リハビリ)
  • おおの診療所デイケアセンター(通所リハビリテーション)

施設紹介

へつぎ病院本館の裏側に位置し、リハビリテーション室からは戸次の昔ながらの風景が一望できます。3階建て(1フロア約700㎡)で1、2階はリハビリテーション室、3階は研修室です。 1階リハビリテーション室は、主に外来患者さんの使用に合わせたレイアウトと豊富なリハビリ機器を設置しています。屋外には洗濯練習用テラスや園芸療法用の畑も完備しています。

階理学療法スペース

階理学療法スペース

調理スペース

調理スペース

ADL訓練風呂スペース

ADL訓練風呂スペース

日常生活訓練和室

日常生活訓練和室

小児リハ

小児リハ

スロープ歩行訓練

スロープ歩行訓練

リハビリ畑

リハビリ畑

2階リハビリテーション室は、自宅に近い環境で練習や介護指導ができるように調理スペースや和室があります。

理学療法スペース

理学療法スペース

心臓リハビリテーションスペース

心臓リハビリテーションスペース

リハビリ受付

リハビリ受付

歩行訓練

歩行訓練

私たちの思い

時代の移り変わりに伴って変化していくことは多く、それに応じて私たち自身の考え方や行動も変わってきたように感じます。しかし一方で時代が移り変わっても変わらないものがあります。 毎日の臨床の中で、病気やけがによって障害を持たれた人々の苦しみや不安、医療や介護のしくみ、あるいはそれに従事する者に求める患者さんの「思い」は、いつの時代も変わらないと感じます。ですから私たちは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として、出来る限り患者さんの側で物事を感じ考えていきたいと思います。そして患者さんのことをしっかりみて、患者さんの言葉や思いにしっかり向き合いながら患者さんやご家族と一緒にリハビリテーションに取り組んでいきたいと考えています。

お問い合わせ先

社会医療法人財団 天心堂 へつぎ病院 リハビリテーション科
〒879-7761 大分市中戸次二本木5956
担当:リハビリテーション科 総科長 阿南
電話:097-597-5777(代表)

臨床検査科

臨床検査科は、迅速で正確な検査を24時間提供することを基本としております。日直・当直を配置し、夜間・休日を問わず、検査を24時間体制で実施しています。生化学検査、血液・凝固検査、免疫・輸血検査、尿検査、生理検査、細菌検査、病理検査から構成され、外部検査センターとも協力してあらゆる臨床検査に対応しています。輸血に関しては検査室で血液製剤の発注・保管・検査・出庫等を一元管理しており、他の緊急検査と同様に365日24時間体制で診療を支援しています。また、当院の検査室は臨床検査技師の臨地実習施設としても活用されており、精度の高い検査と最新技術を提供できるよう所属学会の講習会や外部の臨床検査精度管理調査へも積極的に参加し、高度医療に向けて取り組んでいます。

検体検査

生化学検査装置ラボスペクト

患者さんから採取した血液や尿などの検査を行っています。
主な検査は下記の項目です。

生化学検査 肝機能、腎機能、脂質、電解質、血糖、HbA1cなど
血液・凝固検査 血液一般検査、白血球分類、凝固・線溶検査、血沈など
免疫検査 腫瘍マーカー(CEA・CA19-9・PSA)、心不全(BNP)、梅毒(RPR)、心筋マーカー(トロポニンI)、肝炎ウイルス(HBs抗原・HCV抗体)、甲状腺機能(TSH・FT3・FT4)など
輸血検査 不規則抗体スクリーニング・同定検査、交差適合試験など
一般検査 尿一般、尿沈渣、穿刺液検査、髄液検査、便潜血検査など

生理機能検査

生理機能検査とは、検査担当者が患者さんに直接接して行う検査です。当院で実施している生理検査は次の項目で、臨床検査技師が検査いたします。
その他に、睡眠時無呼吸検査(簡易検査・精密検査)も行っています。

循環器(心臓・血管)に関する検査 心電図、24時間心電図、運動負荷心電図、血圧脈波検査など
呼吸器(肺・気管支)に関する検査 肺機能検査、呼気中一酸化窒素測定など
神経に関する検査 脳波検査、神経伝導速度検査など
超音波を使用して行う検査 心臓、頸動脈、腹部、乳腺、甲状腺、下肢血管など
心電図
腹部エコー

細菌検査

グラム染色、好気培養・同定検査、感受性検査、抗酸菌染色

病理検査

病理検査は、病気の診断を行うために、患者さんから採取した組織・細胞・臓器などを詳しく調べる検査です。

内視鏡や手術で取り出した組織や臓器を調べる「病理組織診」、尿や喀痰に含まれる細胞や粘膜・病変部から採取した細胞を顕微鏡で観察する「細胞診」、死因の解明などを目的として行う「病理解剖」などがあります。

病理診断は様々な病変を対象としますが、特にがん診療においては、その最終的診断方法として確立されています。

病理解剖について

病院で亡くなられた場合、本人のご遺志やご遺族の許可を得て、病理専門医がご遺体の病理解剖を行います。

病理解剖は、医療の評価や将来の医療に対する指針を得る上で、大切な情報を提供してくれます。臨床医が自身の医療行為を検証するもので、死因の究明、臨床診断の的確性の是非、治療効果について調べます。

その後、臨床病理検討会(CPC)を開催し、病理医、主治医をはじめ全医師および関わる医療従事者の参加のもと、臨床経過と病理解剖の結果について詳細に討議し、今後の診療に役立たせます。

臨床工学科

臨床工学士は、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行い、医師や看護師をはじめとするチーム医療の中で医療機器を通じて医療のサポートを行います。

血液浄化業務(人工透析・腹水濾過濃縮等)

透析センターでの透析液の管理と透析装置のメンテナンスやシャントエコー、VAIVT(シャントPTA)の介助等の透析関連業務と腹水濾過濃縮再静注法等の血液浄化療法を行います。

呼吸器治療業務

透析用監視装置

人工呼吸装置の保守点検や使用時の点検や記録とスタッフに対する教育も行います。

院内のRST委員会(呼吸サポートチーム)で、人工呼吸療法を受けている患者さんに対し、安全で適切に装置が使われているか確認し、人工呼吸器離脱に向けた支援を行っています。人工呼吸装置は、患者さんの体への負担を少なくする低浸襲の装置を使っています。
(右写真:透析用監視装置)

ME機器管理業務

医療機器を中央管理することにより、安全で効率的な医療を支えています。

その他の業務

手術室での麻酔器等・除細動器・AED・医療ガス・電源設備が適正使用されているかなどの点検や管理しています。

食養科

管理栄養士と栄養士そして調理員とで力をあわせ、入院患者さんに適切な食事を提供しています。また、外来受診時および入院中の患者さんやご家族に対して栄養食事指導を行っています。
管理栄養士は、栄養サポートチーム(NST)をはじめ、院内のチーム医療の一員として活動しています。

栄養サポート室

患者さんの栄養状態の改善に努めることを目的に栄養サポート専門療法士資格を取得した管理栄養士が、栄養治療専門研修を受講した医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・リハビリセラピスト等とともにそれぞれの専門知識と技術を活かして安全かつ有効な栄養療法を行うための栄養治療チームを行っています。

リクルート
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