R看護士

いま出来ることをやり切り、後悔を残さない、攻めの緩和ケアを。

緩和ケア病棟2005年入職ベテラン

Rさん

天心堂を選んだ理由・きっかけは?

当院の緩和ケア病棟発足に伴い、私も緩和ケア看護師として働きたいという思いが強く、そのタイミングが合って、ここで働いています。

緩和ケアを志すのは、私が看護師3年目のときに、余命少ない患者さんを担当したときの経験が大きいですね。

当時は、ホスピス・緩和ケアという言葉自体も、あまり浸透しておらず、私の経験不足ということもあり、「きつい、、助けて欲しい・・・」という患者さんからの悲痛な叫びを受けても、してあげられることが少なく、無力感もあり・・・、穏やかに逝かせてあげることが出来なかったことが、今も心に引っかかっていて。。。これからも緩和ケアを極めていきたいと思っています。

いま主にどんな仕事をしていますか?

私の仕事は、患者さんとご家族様に対して、「できることをやり切り、後悔を残さない看護」 を、主任として先輩に助言を仰ぎきつつ、後輩を指導し、私自身も現場で動くことで、それを体現することが主な仕事です。

あの患者さんのことは今も心にあり、心に残しておきたいこととして胸にあります。今では出来ることも広がり、看護師として私も14年目。看護師としての知識・経験も増えました。私の看護人生で培ったこと全てを持って、それをチームに注ぎ、患者さんやご家族様のお役に立ちたいです。

看護師Rさんが脈拍測定をする様子

職場の雰囲気は?

患者さんの全人的な問題を、患者さん・ご家族さまを中心とし、チームでわき合い合いと話し合える職場です。患者さん・家族のために、できる限りの事を最後までしてあげたいという思いの強いスタッフばかりです。

仕事をする上でたいせつにしていることは何ですか?

1番は、患者さんの声(本心)をしっかり聞くことです。患者さんの家族が何を大切にしてきたのか、どのようにしていきたいのかなど、思いを知ることで、その思いに寄り添った看護を行うことを大切にしています。

現在の目標は?

ボランティアの導入など、病棟のハード面を整えていくこと。 そして、病棟全体のレジリエンスをあげれるように関わっていくことです!

採用応募を検討されている方へメッセージ

緩和ケア病棟は、看護の基本に返ってしっかりと患者・家族と向き合える病棟です。日々の看護に行き詰まって、自分のしたい事ってなんなのかな?と思ったら、緩和ケアのドアを叩いてみてください。看護を行うことの楽しさ、大切さを感じることができると思います。ぜひ、ドアを叩いてみてください。

1日のスケジュール

8:30
業務開始 ミーティング
受け持ち患者への挨拶
朝食の下膳・朝食後薬内服・口腔ケアの介助・食後の体位調整
患者との本日の入浴などの調整
点滴準備・点滴施行
バイタルサイン測定・環境整備・オムツ交換
*早めにカンファレンスが必要な状態であれば、 すぐに薬剤師やリハビリスタッフなどと時間調整してカンファレンス実施。
*希望時、散歩や買い物の付き添い。面談や家族説明。
11:30
前半後半で分かれて1時間ずつ休憩。食前の体位調整。
12:00
配膳・食事介助・下膳・内服介助・口腔ケア・必要時排泄介助。
13:30
状態確認。
14:00
入浴介助:入浴介助・清拭・陰部洗浄など保清は、患者の体調や状態をみて、1日の中で時間を調整します。
15:00
患者希望時、コーヒーなどの提供。面会などがある場合は、ゆっくりと面会できるように環境調整。
17:00
夜勤への申し送り 最終部屋周りをして、患者・家族に挨拶を行う。食前の体位調整・オムツ交換を行う。
17:30
業務終了

※2019年 6月取材時の情報です。

先輩看護師からの声一覧