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診療科目

睡眠時無呼吸センター

睡眠中に、いびきをかく、呼吸が止まる。それに加えて、熟睡感がない、昼間の眠気が強い、などの症状がある方は、 睡眠時無呼吸症候群かも知れません。 肥満の方、または顔が細長く顎が小さくて後退している方は、閉塞性睡眠時無呼吸を起こしやすい人です。


医師紹介

循環器内科・
睡眠時無呼吸センター長
田村 彰 (たむら あきら)
1984年大分医科大学
(現大分大学医学部)卒業
博士(医学)
日本内科学会 認定内科医
日本循環器学会 専門医
日本インターベンション学会指導医・認定医
循環器内科部長
河野 嘉之 (かわの よしゆき)
大分医科大学
(現大分大学医学部)卒業
日本内科学会認定医
日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医

睡眠時無呼吸症候群って何?

睡眠時無呼吸症候群には、閉塞性と中枢性があります。
閉塞性:胸部や腹部の呼吸活動は行われているにもかかわらず、上気道【喉の部分】が閉塞し、無呼吸となります。
中枢性:脳からの呼吸をさせる命令が止まってしまうために無呼吸になります。脳疾患や心不全の患者さんに見られることがあります。
たいていは閉塞性です。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に繰り返して呼吸が止まり、その度に脳波上の目覚めが起きる結果、起床時の頭痛や熟睡感の欠如、昼間の眠け、知的能力の低下などの症状を来す病気です。もともと何らかの原因で上気道が狭くなっており、それに加え、仰向けによる軟口蓋や舌根部の沈下と睡眠による上気道開大筋群(呼吸の際に喉を拡げる筋肉)の活動低下により、上気道が塞がります。
たいていは大きないびきを伴います。上気道が狭い原因の主なものは、肥満(上気道軟部組織への脂肪沈着)と顎顔面の形態異常(長い顔、小さい額、下顎後退)です。後者は日本人に多いといわれています。鼻閉、扁桃腺肥大や巨舌、アルコールや睡眠薬による上気道開大筋群の活動低下なども関係します。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群を放っておくと、昼間の眠気により日常生活に支障をきたすだけでなく、労働災害、交通事故、高血圧や糖尿病などの生活習慣病や心血管病を来す可能性があります。したがって、早期に診断し、適切に治療することが大切です。
逆に、生活習慣病や心血管病を持っている方は睡眠時無呼吸症候群の頻度が高いことが知られています。例えば、薬剤抵抗性の高血圧の患者さんの8割に睡眠時無呼吸症候群があるといわれています。

  • 問診と診察
    問診票を記入していただき、医師による問診と診察を行います。
  • 自宅検査:簡易睡眠検査
    問診により睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者様へは、ご自宅で行える簡易型の睡眠検査機器を宅配でお届けします。
    検査機器を一晩装着していただき、睡眠中の呼吸状態、血中酸素飽和度を測定します。
  • 入院検査:終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)
    簡易睡眠検査により睡眠時無呼吸症候群が強く疑われる場合は一泊二日で入院していただき、終夜睡眠ポリグラフ検査を行います。終夜睡眠ポリグラフ検査は、睡眠時無呼吸の確定診断には必須の検査であり、睡眠中の脳波、筋電図、口・鼻 の気流、心電図などにより、睡眠の状態や睡眠時無呼吸の型・重症度を判定します。

主な治療法

  • ダイエット
    肥満がある場合は体重減少が基本です。
  • CPAP治療(持続陽圧呼吸、シーパップと読みます)
    最も一般的に行われている閉塞性睡眠時無呼吸症候群の第1選択治療法です。睡眠中に空気で上気道に圧力をかけることで、上気道が塞がらないようにします。
    特殊なマスクと機器を使用します。月に1回の定期受診が必ず必要となります。
  • 口腔内装具(マウスピース)
    マウスピースを装着することにより下顎を前に突き出した状態で固定して、上を向いて寝ている際に気道をふさがないようにするものです。
  • 耳鼻科的治療
    適応のある患者様では、口蓋垂軟口蓋咽頭形成術という喉の奥の手術や扁桃・鼻の手術を行うこともあります。

外来予約

当センターの外来は完全予約制です。
月・水・金曜日 9:00~12:00
月・金曜日 14:00~16:00
外来受付 8:30~11:30、13:30~15:30